« 電車男に見るオタクのコミュニケーション | トップページ | マロニエコンサート »

2005年3月13日 (日)

bump of chicken (ユグドラシル)

bumpは、天体観測をラジオではじめて聴いたとき、あまりにしびれて体が凍った。それから同じ曲ばかり何度繰り返して聴いたかしれないくらい。

僕がいわゆるハードロック系の音楽をまともに聴くようになったのって、ミスチルのDiscoveryがはじめてで、もう29才だったから、すごく遅い。
でもミスチルって、バンドとしては今ひとつで、コンサートとかビデオで見ても、いいのは桜井さんだけで他の人はぱっとしない。純粋に桜井さんだけの音楽性でやっているんじゃないかと思われた。
いわゆるバンドとしていいなあと思ったのは、この「天体観測」が最初だった。入りのギターのハウリングがかっこいいし、そこから刻みはじめるドラムと、ビシビシっと欲しいところにきちんと音がはまってくるあのベースの感じにめちゃめちゃしびれた。
bumpは歌詞がいいって人が多いし、確かに好きは好きだけれど、でも僕にとっては何よりバンドとしての一体感が、これは格別、他にはないもの。この前はじめてライブをテレビで見たが、ジャズのインタープレイに通じるものを感じた。ボーカル、ギター、ベース、ドラムの超基本的なバンド構成で、ここまでの音を鳴らすって本当にすごい。
若さのパワーというのも感じたけれど、音楽としても完全だった(リードギターがちょっともう少しではあるが)。
前に「完全な音楽はつまらない」とも読めるような文章を書いたが、あれはクラシックみたいな楽譜の決まっている音楽に関してのみ感じることで、ロックとかジャズのジャンルでは欲しいところに音がびしばしとはいってくると、胸をぐっとつかまれたように感じる。(もっともジャズははずれていた音が後からはまるという、ずれの不安定さとその解消の気持ち良さも大きいんだけれど)

さてこの「天体観測」で超メジャーに躍り出たbumpだが、それ以外の曲は「天体観測」のあの感動を期待していた僕にはあまり響いてこなかった。大ヒットしたハルジオンとかも二番煎じという印象で、"Jupiter"はちょっと聴いてすぐ投げ出した(でも今聴きなおしたら好きになるかもしれない)。

しばらくそれでbumpのことは忘れていたのだが、昨年末ごろから街中に流れ出していた「車輪の唄」に「結構好きかも」と反応。そのときはじめて4thアルバムが出てることに気づき、bumpに「天体観測」とは違った新しい魅力を発見した。
ユグドラシルの曲はすべて大好きだ。こんなふうにベスト版ではないようなアルバムを一枚まるごと好きになるって国内ではミスチルと小沢健二くらいだった。そういう意味でこれはとても特別なアルバムになりそうだ。
もう少し聞き込んだ上でもしかしたらまた書くかもしれない。

« 電車男に見るオタクのコミュニケーション | トップページ | マロニエコンサート »

コメント

インディーズの頃の唄もとても響きますよ。

どもです。いちおう古いのもその頃借りて聴いてたんだけど、「天体観測」と同じ種類の音を求めてたので、なんか違うなって思っちゃったんですよね。今はもうちょっとおおらかな気持ちで聴けると思います。ちなみにユグドラシルでは、sailingは天体観測系の曲でしたね。

 ずっとクラシックの中で育ってきた私には全く目からウロコ、それは譜面のない音楽というものがこの世に存在するということでした。最近、トランスをある人から教わり、それを構成していくのは、五線譜であらわせるものではないとうことを習ったからです。
 クラシックの人はクラシック以外の音楽を低く見る傾向にあるので、小原先生がクラシック以外の音楽のことについて書いてくれて私は嬉しかったです。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/150203/3326613

この記事へのトラックバック一覧です: bump of chicken (ユグドラシル):

« 電車男に見るオタクのコミュニケーション | トップページ | マロニエコンサート »

2015年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
無料ブログはココログ