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2005年5月 1日 (日)

ラ・フォル・ジュルネー(熱狂の日)

 今日は東京まで、ラ・フォル・ジュルネー(熱狂の日)というイベントに足を運んだ。7つのホールで、三日間、朝から晩までベートーヴェンの曲を国内外1000名にわたる演奏家が演奏し続けるというもの。日本人の演奏者は超有名人ぞろいで、好きな人はまるまる三日間通い続けたんだろうと思う。僕も東京に住んでいたらそうしたかもしれない。
 僕らが今日聞いたのは樫本大進を含む三人のソロとポーランドのオケによる三重協奏曲と、古楽オーケストラのコンツェルト・ケルンによる交響曲二番&エグモント序曲。本当は他にもいくつか聴くつもりだったのだが、電子チケットぴあで注文する際のトラブルで結局チケットが入手できなかった。インターネット通販の怖さをはじめて感じさせられた。
 
 というわけで僕ら的には、ごく普通のコンサートひとつ分程度のささやかな参加だったのだが、コンサートの内容的には大満足だった。両方とも席は一列目で、特に前者に関してはソリストたちのちょうど真下で、彼らの息遣いが文字通り聞こえてくるようなところだった。
 特にチェロのゴーティエ・カプソンが、ヴァイオリンの樫本クンとからむところで、「この旋律いいよねー」と言わんばかりに、いつも体を樫本クンのほうに折り曲げて弾いていたのが印象的だった。若さもあるかもしれないが、そういう熱さというのは、この前テレビで見たイーグルスのギターの掛け合い以上のもので、そういう姿勢というのはクラシックもロックも変わらないんだなーということをあらためて感じさせられた。 

 無論彼のそうしたパフォーマンスだけでなく、オケ(シンフォニア・ヴァルソヴィア)もピアノ(ニコラ・アンゲリッシュ)も全て最高の演奏だった。

 コンツェルト・ケルンのほうは、はじめて聴いた古楽オケで、とても興味深く聴いた。たまに管の入りなどでずれがあったりして、ミスも感じられたが、たぶんそうしたものは古楽ならではなのかもしれない。そうした欠点も含めて、単に「楽譜の精神を再現する」というのではなく、「楽器を通して音を作っている」という感じをたっぷり味わわせてくれたのはとてもよかった。
 それにしても、こんなただの管みたいなものをよくあれだけ鳴らすものだ。デイヴィッド・スターンのメリハリの利いた指揮もこのオケにとてもあっているように感じた。

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