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2005年5月 1日 (日)

宇都宮美術館(バロック・ロココの巨匠)

 昨日は以前から行ってみたかった宇都宮美術館にはじめて行ってきた。森の中にある美しい建物で、広いガラスの連なる明るい空間はとても居心地が良かった。正直言って展示の内容よりも、ハコのほうに感心したくらい。もっとも窓の外の奇妙な現代美術作品(おそらくクレス・オルデンバーグのもの)は感心しないが。

 以前からこうした地方の公立美術館の「存在意義」に関心を持っている。はっきり言ってしまえば、美術愛好者にとっては、地方の小美術館に作品が分散するよりは、交通の便の良い大都市にまとめてそれらが集められているほうが有難いのではないだろうか。あるいは少なくとも、同じ人やジャンルに属する作品がまとめてコレクションされていると、それを好きな人にとってはわざわざ訪れる価値を見出すことができる。しかし公立の美術館に、そうしたコレクションの系統性や偏りを求めることはおそらく難しく、せいぜい「その地方にゆかりの作品」というくらいの収集方針が考えられる程度で、どうしても広く浅くなりがちだ。ただし個人のコレクションが寄贈されることでそれがベースとなりスタートするような場合には話は別なのだろうが。
 宇都宮美術館の場合には、そうした意味ではジョルジュ・ビゴーの作品300点がコレクションされていて、これはなかなか面白い目の付け所だったかもしれない。
http://www.ucatv.ne.jp/~m-maky/sub4.htm
http://www.yushodo.co.jp/showroom/timetravel/bigot/bigo3.html
http://say-aya.hp.infoseek.co.jp/bigot/up.htm
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061594990/249-8875840-0551507

 もっとも日本の美術館はどこも企画展で客を集めている現状があるので、美術館の収蔵作品というのは、基本的には貸し出しの交換のための手札的な意味しか持っていないということもいえるかもしれない。

 

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