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2006年9月 6日 (水)

曜日の名前について

 昨晩、妻が小学校で使っている英単語のワークシートを見せてくれた。
 その中に曜日の欄があったのだが、それを見ていて語源が気になった。

 日本語の曜日同様、英語の曜日もローマ暦からきており、惑星の名前とその天体を司る神の名前がセットになっている。Sunday, Mondayはそれぞれ太陽と月であり、Saturdayが土星のSaturn(農耕の神、ギリシャ神話のクロノスKronos/ Cronus にあたる)から来ていることは一目で分かる。(ちなみにクロノスとほとんど同じ発音をする別綴りのChronosは時間の神)。
 なお、日本の曜日は天体の名前経由で、ローマ暦と接続しているが、その天体の名前は五行説(木火土金水)からとられている。

 残りのTuesday, Wednesday, Thursdayだがこれはそれぞれ北欧神話のTyr(Tiw)、Oden(Woden)、Thorからとられている。ローマ神話のマルス、マーキュリー、ジュピターにどこか共通するものを北欧神話から探したようだ。

 Wikipediaによれば、テュールはゼウスやジュピターなどと同語源の印欧祖語における「神」を本来意味し、最高神だったのが、戦いの神Odenへの信仰が高まったため、彼の息子ということにされたようだ。イギリスで、ローマの曜日概念が受け入れられる頃には、テュールは軍神マルスにあたるということになっていたため、火曜日の名前となった。 

 ここからわかるのは、まず言葉と神話がもともとセットであったこと。だから同系の言葉を話す印欧語族は、神話においてもある程度対応する部分があること。しかし民族の歴史とともに神話は書き換えられていくこと、この三点である。

 最高神のオーディンが、マーキュリーと結び付けられた理由だが、Wikipediaによれば「英雄を死なせること、魔術の達人であること」かららしい。オーディーン同様、戦いの神でもあるトールがジュピターとつながったのは雷との関係からだそうだ。

参考文献
Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8
曜日について
http://www.kurata-wataru.com/youbi.html
惑星の名前について
http://www5.cds.ne.jp/~ant/labo/solarSys/name.html
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/vm/resource/tenmon/space/solsys/solsys03.html

北欧神話
http://homepage3.nifty.com/banmaden/scand.htm
http://rospear.info/myth/norse_mythology/gods.html

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